33PM041第33回 歯科衛生士国家試験 過去問

過去問題

43歳の男性。上顎右側第一大臼歯の疼痛を主訴として来院した。患歯に麻酔抜髄を行った。処置中のある操作時のマイクロスコープ写真を別に示す。この操作の目的はどれか。1つ選べ。

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正解: b

正答

b:根管乾燥

この問題のポイント

マイクロスコープ写真では、各根管へ吸水性のペーパーポイントを挿入しています。根管洗浄後に残った洗浄液・水分を吸収し、根管充填前に乾燥させる操作です。

解説

抜髄後はファイルで根管を形成し、次亜塩素酸ナトリウムなどで洗浄して歯髄残渣・切削片・細菌を除去します。最終洗浄後、根管径と作業長に合う滅菌ペーパーポイントを根尖付近まで挿入し、取り出したポイントが乾燥するまで交換します。過度に根尖孔外へ押し出さず、出血・滲出液が付着すれば根尖部の状態も評価します。乾燥後にシーラーとガッタパーチャで根管を封鎖します。写真の細い紙製器具には切削刃がありません。

選択肢の確認

  • a 根管拡大:リーマー、Kファイル、NiTiロータリーファイルなどの切削器具で根管壁を形成する操作で、紙製ポイントでは行えません。
  • b 根管乾燥:吸水性の高いペーパーポイントを挿入し、洗浄後に根管内へ残る水分・滲出液を吸収します。
  • c 歯髄除去:抜髄針やファイルで歯髄組織を除去する段階であり、ペーパーポイントは組織を絡め取る器具ではありません。
  • d 根管長測定:電気的根管長測定器とファイル、またはエックス線を用いて作業長を決め、ペーパーポイント挿入が測定操作そのものではありません。

覚えるポイント

ペーパーポイント=根管乾燥、ガッタパーチャポイント=根管充填です。色や円錐形が似ていても材質と目的を区別します。

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