31PM082|第31回 歯科衛生士国家試験 過去問
73歳の男性。心筋梗塞の開胸手術後1日目で、経鼻経管栄養と酸素投与を受けている。主治医と連携している歯科医師から口腔健康管理を依頼された。 適切なのはどれか。2つ選べ。
2つ選択
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正解: c・d
正答
c:覚醒状態を確認する。、d:セミファーラ位で行う。
この問題のポイント
開胸術後1日目で経鼻経管栄養・酸素投与中です。誤嚥と全身状態悪化を避けるため、意識を確認し上体を起こして実施します。
解説
術後早期は鎮静薬、疼痛、循環・呼吸状態の変動により、口腔内の水分や剝離物を誤嚥する危険があります。開始前に呼名への反応、指示理解、開眼など覚醒状態を確認し、医療者と酸素化・安静度も共有します。ベッド頭側を30〜45度程度上げたセミファーラ位にすると、分泌物が咽頭へ流れ込みにくく呼吸も保ちやすくなります。少量の水分、吸引併用、チューブ類を牽引しない操作が必要です。
選択肢の確認
- a 頭部を後屈させる。:口腔内液が咽頭へ流れやすくなり誤嚥リスクを高めるため、軽度前屈や側方排出を意識します。
- b 咳嗽反射を確認する。:術後直後に咽頭を刺激して反射を誘発することは負担・誤嚥につながり、口腔ケア前の基本確認ではありません。
- c 覚醒状態を確認する。:指示に応じられるか、分泌物を処理できるかを判断し、安全な方法を選ぶため必須です。
- d セミファーラ位で行う。:上体挙上で誤嚥を防ぎ、胸部手術後の呼吸負担も抑えやすいため適切です。
覚えるポイント
急性期の口腔ケアは覚醒・呼吸循環・チューブを確認し、上体挙上、少量の水、確実な吸引で行います。