31PM081第31回 歯科衛生士国家試験 過去問

過去問題

78歳の男性。定期健診のため来院した。歯科医師から口腔衛生指導を行うよう指示を受けた。口腔内写真(別冊午後 No.39)を別に示す。 上下顎補綴装置の清掃に共通するのはどれか。1つ選べ。

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正解: b

正答

b:タフトブラシ

この問題のポイント

写真では上顎に連結された固定性補綴装置、下顎に金属支台部をもつ補綴装置がみられます。複雑な歯頸部・支台部の両方へ当てられる器具を選びます。

解説

タフトブラシは小さな一束の毛先をもち、通常の歯ブラシが届きにくい補綴装置の歯頸部、ポンティック周囲、支台装置の辺縁、アタッチメント周囲へ角度を変えて当てられます。写真の上顎連結冠・ブリッジ様補綴物と、下顎の支台・アタッチメント周囲の双方に共通して使用可能です。他の器具は歯間空隙やポンティック下、軟組織など特定形態への適応が中心で、上下両装置に常に共通しません。

選択肢の確認

  • a 歯間ブラシ:歯間空隙やブリッジ下に適しますが、挿入できる隙間がない支台辺縁・装置面には使えず、両装置共通とは限りません。
  • b タフトブラシ:一束毛を局所へ当て、上下の複雑な補綴装置周囲を選択的に清掃できるため正答です。
  • c スーパーフロス:固定性ブリッジの連結部・ポンティック基底面には有効ですが、下顎支台周囲すべてに共通する器具ではありません。
  • d スポンジブラシ:口腔粘膜や乾燥した痂皮の清拭に用い、硬い補綴装置表面のプラーク除去力は不十分です。

覚えるポイント

タフトブラシ=複雑な支台辺縁・アタッチメント周囲、歯間ブラシ=空隙、スーパーフロス=ポンティック下と適応を分けます。

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