34AM083|第34回 歯科衛生士国家試験 過去問
78歳の男性。薬剤関連顎骨壊死〈MRONJ〉の経過観察で来院した。ブラッシング時に矢印で示す部位の疼痛を訴えている。口腔内写真を別に示す。 適切な口腔衛生指導はどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: b・c
正答
b:ノンアルコール洗口剤、c:スポンジブラシで食渣除去
この問題のポイント
MRONJの疼痛部を傷つけず、感染と食渣停滞を抑える低侵襲な口腔衛生管理を選びます。
解説
薬剤関連顎骨壊死では、露出骨や周囲粘膜を機械的に傷つけない一方、プラークと食渣を残して感染を悪化させないことが重要です。刺激の少ないアルコール非含有洗口剤で含嗽し、疼痛部の食渣は湿らせたスポンジブラシなどで優しく除去します。健常部の歯磨きまで全面的に中止すると口腔衛生が悪化するため、軟毛ブラシや部位別の方法へ調整します。フッ化物ジェルは歯のう蝕予防には有用でも、顎骨壊死患部の処置ではありません。疼痛、排膿、腫脹、発熱の変化を観察し、歯科医師と共有します。
選択肢の確認
- a 患部へフッ化物ジェル:露出骨・壊死部の治療目的にはならず不適切です。
- b アルコール非含有洗口剤:刺激を抑えながら清潔を保てるため正しいです。
- c スポンジブラシで食渣除去:患部を傷つけにくい低侵襲な方法なので正しいです。
- d 疼痛中は歯ブラシを全て中止:健常部の清掃まで止めると感染リスクが高まります。
覚えるポイント
MRONJの管理は患部へ低刺激・健常部は清掃継続・食渣と感染を抑制・症状変化を共有です。