33AM063|第33回 歯科衛生士国家試験 過去問
78歳の男性。ブラッシング時の上顎前歯部歯肉からの出血を主訴として来院した。歯科医師からスケーリングを指示された。初診時のスケーリング実施部位のエックス線画像を別に示す。使用するグレーシータイプキュレットはどれか。2つ選べ。

2つ選択
解答・解説を見る
正解: a・b
正答
a:#1/2、b:#5/6
この問題のポイント
エックス線写真は上顎前歯部を示しています。Gracey型キュレットは番号ごとに適応歯面が決まっており、前歯に使える#1/2と、前歯から小臼歯に適応する#5/6を選びます。
解説
Gracey型キュレットは部位特異型で、刃部の下部シャンクに対する角度とカーブが歯種・歯面に合わせて設計されています。#1/2は前歯部の全歯面、#5/6は前歯部と小臼歯部の全歯面に適応するため、写真の上顎前歯のスケーリングに使用できます。操作時は終末シャンクを対象歯面と平行にし、刃部側面を根面へ適合させます。#7/8と#9/10は臼歯部の頰舌側面用で、前歯根面にはシャンク形態が適合しません。
選択肢の確認
- a #1/2:前歯部の近心・遠心・唇側・舌側の各面に適応するGracey型キュレットで、本症例の部位に使用できます。
- b #5/6:前歯部および小臼歯部の各歯面に適応するため、上顎前歯の根面デブライドメントにも選択できます。
- c #7/8:臼歯部の頰側面・舌側面を対象とする形態で、写真に示された前歯部への部位適応ではありません。
- d #9/10:#7/8と同様に臼歯部の頰舌側面に用いる番号で、上顎前歯用として選ぶ器具ではありません。
覚えるポイント
Gracey型は、#1/2=前歯、#5/6=前歯・小臼歯、#7/8・#9/10=臼歯頰舌側、#11/12=臼歯近心、#13/14=臼歯遠心と整理します。