35AM067|第35回 歯科衛生士国家試験 過去問
48歳男性。奥歯の歯肉の腫脹を主訴として来院した。ブラッシング時に歯肉からの出血があるという。診察の結果、全顎的に歯周組織の炎症が確認された。歯周組織の状態を確認するためエックス線画像検査を行った。その画像を別に示す。部位と所見の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: a・c
正答
a:上顎前歯部―水平性骨吸収、c:上顎大臼歯部―垂直性骨吸収
この問題のポイント
エックス線像で歯槽骨頂の高さと形を部位ごとに追い、水平性・垂直性骨吸収や根尖・分岐部病変を判別します。
解説
水平性骨吸収では、歯槽骨頂が隣接歯のCEJを結ぶ線とおおむね平行なまま、全体として根尖方向へ低下します。提示像の上顎前歯部がこの所見です。垂直性骨吸収では、骨頂が歯根面に沿って斜め・角状に失われ、隣接する骨の高さに差が生じます。上顎大臼歯部にはこの角状骨欠損が認められます。エックス線像は頬舌側の骨が重なる二次元像なので、プロービング、動揺度、分岐部検査など臨床所見と合わせて診断します。
選択肢の確認
- a 上顎前歯部―水平性骨吸収:骨頂がほぼ平行に低下しており正しいです。
- b 下顎前歯部―根尖病巣:根尖部に限局する透過像は提示されていません。
- c 上顎大臼歯部―垂直性骨吸収:歯根面に沿う角状欠損を認めるため正しいです。
- d 下顎大臼歯部―根分岐部病変:提示部に明瞭な分岐部透過像は認めません。
覚えるポイント
水平性=CEJ線とほぼ平行、垂直性=斜めの角状欠損です。部位を一つずつ指で追い、根尖病変との位置の違いも確認します。