35AM068|第35回 歯科衛生士国家試験 過去問
歯周組織の状態を評価する項目で歯周組織破壊の程度を示すのはどれか。1つ選べ。
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正解: d
正答
d:アタッチメントレベル
この問題のポイント
現在の炎症を示す指標と、過去から蓄積した歯周支持組織破壊の程度を示す指標を区別します。
解説
臨床的アタッチメントレベル(CAL)は、セメントエナメル境から歯周ポケット底までの距離で、歯周炎によって失われた付着の程度を表します。歯肉辺縁の位置に左右されるポケット深さと異なり、歯肉退縮や増殖を考慮して支持組織破壊を評価できます。たとえば歯肉退縮があれば、原則としてポケット深さに退縮量を加えて求めます。現在の活動性はCALだけで決められないため、BOP、排膿、経時的変化なども併せて判断します。
選択肢の確認
- a BOP:プロービング時出血で、現在の歯肉炎症や将来リスクの指標です。
- b 付着歯肉幅:可動性歯槽粘膜までの角化歯肉のうち、ポケット深さを除いた幅です。
- c GI(Löe & Silness):発赤、腫脹、出血など歯肉炎症の程度を評価します。
- d アタッチメントレベル:CEJを固定基準として付着喪失、すなわち組織破壊の程度を示します。
覚えるポイント
PPDはその時点のポケット、CALは累積的な付着喪失、BOPは炎症です。固定点であるCEJから測るのがCALの強みです。