33AM064第33回 歯科衛生士国家試験 過去問

過去問題

成人の歯周組織で健康な状態はどれか。2つ選べ。

2つ選択
解答・解説を見る

正解: b・c

正答

b:遊離歯肉は歯槽骨上縁より歯冠側にある。、c:付着歯肉ではスティップリングがみられる。

この問題のポイント

健康な歯周組織の位置関係と組織構成を問う問題です。遊離歯肉は歯槽骨頂より歯冠側で歯頸部を取り囲み、付着歯肉の表面にはオレンジ皮状のスティップリングがみられます。

解説

歯肉は遊離歯肉、付着歯肉、歯間歯肉に区分されます。遊離歯肉は歯面に直接付着せず歯肉溝の外壁を作り、その根尖側の歯槽骨頂との間には接合上皮と歯肉結合組織性付着が存在します。付着歯肉はセメント質・歯槽骨に強く結合し、健康時には上皮脚と結合組織乳頭の関係による点状のくぼみ、スティップリングが観察されます。歯根膜腔は約0.2 mm程度であり、歯肉固有層はコラーゲン線維に富む組織です。

選択肢の確認

  • a 歯根膜は1.0~1.5㎜の幅がある。:歯根膜の幅は部位や機能で変化しますが一般に約0.15~0.38 mmで、1 mmを超える値は健康時の標準ではありません。
  • b 遊離歯肉は歯槽骨上縁より歯冠側にある。:歯頸部を襟状に囲む遊離歯肉は、接合上皮と結合組織性付着を介して歯槽骨頂より歯冠側に位置します。
  • c 付着歯肉ではスティップリングがみられる。:健康な付着歯肉では、上皮と結合組織の界面構造を反映したオレンジ皮状の点状陥凹が観察されます。
  • d 歯肉結合組織のおよそ15%がコラーゲン繊維である。:歯肉結合組織はI型を中心とするコラーゲンに富み、容積のおよそ60%を占めるため15%という値は小さすぎます。

覚えるポイント

健康歯周組織は「歯根膜幅は約0.2 mm」「遊離歯肉は骨頂より歯冠側」「付着歯肉にスティップリング」「歯肉結合組織はコラーゲン豊富」と対応させます。

関連問題

33AM06333AM065
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)