35PM068|第35回 歯科衛生士国家試験 過去問
歯と歯周組織におけるプラークの付着状態を模式図に示す。 ①に比べ②の領域に多いのはどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: b・d
正答
b・d:Treponema denticola、Porphyromonas gingivalis
この問題のポイント
歯肉縁上プラークと歯肉縁下プラークで優勢な細菌叢の違いを問う問題です。酸素の少ない縁下領域では嫌気性菌やスピロヘータが増えます。
解説
歯周ポケットが深くなると酸素分圧が低下し、歯肉溝滲出液由来のタンパク質を利用するグラム陰性偏性嫌気性菌が生育しやすくなります。P. gingivalisは代表的な歯周病原細菌、T. denticolaは運動性をもつスピロヘータで、進行した歯周炎の縁下バイオフィルムに多くみられます。初期の縁上プラークは通性嫌気性のグラム陽性菌が中心です。
選択肢の確認
- a Actinomyces viscosus:グラム陽性桿菌で、歯面への初期付着や縁上プラークに多く関与します。
- b Treponema denticola:嫌気性スピロヘータで、歯周ポケット深部に増加します。
- c Streptococcus sanguinis:通性嫌気性レンサ球菌で、清掃後歯面への初期定着菌です。
- d Porphyromonas gingivalis:グラム陰性偏性嫌気性菌で、歯周炎の縁下プラークに関連します。
覚えるポイント
バイオフィルム成熟は『初期のStreptococcus・Actinomyces→嫌気化→P. gingivalis・T. denticola増加』と理解します。