31PM006|第31回 歯科衛生士国家試験 過去問
歯と歯周組織を模式図に示す。 歯の表面に圧刺激を与えたときに興奮するのはどれか。1つ選べ。

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正解: c
正答
c:③
この問題のポイント
歯面へ加わる圧・方向・速度を感知する歯根膜機械受容器は、図の歯根と歯槽骨の間にある③に分布します。
解説
歯根膜にはコラーゲン線維束、血管、神経が豊富にあり、ルフィニ様終末などの機械受容器が歯の微小変位と咬合圧を感知します。入力は三叉神経を介して咀嚼筋反射や咬合力調節へ用いられ、硬い異物を噛んだときに力を緩める保護にも働きます。図で③はセメント質と歯槽骨の間の歯根膜腔、①はエナメル質、②は象牙質、④は歯槽骨です。
選択肢の確認
- a ①:エナメル質は無細胞・無神経の高度石灰化組織で、圧刺激に直接興奮しません。
- b ②:象牙質は象牙細管をもち刺激を歯髄へ伝えますが、咬合圧を検出する主受容器部位ではありません。
- c ③:歯根膜の機械受容器が歯の変位・圧を感知するため正答です。
- d ④:歯槽骨は支持組織ですが、歯面圧の微細な感覚を担う主部位は歯根膜です。
覚えるポイント
歯根膜=咬合圧・歯の変位の感覚、歯髄=主に痛覚、エナメル質=無神経と整理します。