33PM068|第33回 歯科衛生士国家試験 過去問
46歳の男性。下顎右側臼歯部歯肉からの出血を主訴として来院した。歯周組織検査後、スケーリング・ルートプレーニングを行うよう歯科医師から指示を受けた。エックス線画像(A)とグレーシータイプキュレットの写真(B)を別に示す。矢印で示した歯石を除去するのに適しているのはどれか。1つ選べ。

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正解: c
正答
c:③
この問題のポイント
エックス線の矢印は下顎右側第二大臼歯の遠心面に付着した歯肉縁下歯石です。写真③はこの後方歯遠心面へ適合するGracey型キュレットの作業端です。
解説
Gracey型キュレットは部位特異型で、刃面が下部シャンクに対して約70度に傾き、一方の切縁だけを使用します。矢印部のような下顎右側臼歯遠心面では、後方へ回り込みながら終末シャンクが歯面とほぼ平行になる作業端を選ぶ必要があります。③はトウとシャンクの向きがこの遠心隣接面へ適合し、根面に沿う短いコントロールストロークを行えます。反対向きの作業端や近心面用では刃が閉じたり組織へ向いたりします。
選択肢の確認
- a ①:作業端のトウ・刃の向きが矢印部の右側臼歯遠心面と反対で、選択した切縁を根面へ適合できません。
- b ②:シャンクの彎曲と刃の方向が別の臼歯面へ回り込む形で、提示された遠心歯石への到達方向に合いません。
- c ③:後方歯遠心面へトウを回り込ませたとき終末シャンクが歯面と平行になり、歯石へ使用切縁を当てられます。
- d ④:細長い作業端は別方向・深部への適応をもつ形態で、図の下顎右側臼歯遠心面に選ぶ基本作業端ではありません。
覚えるポイント
Gracey型は、対象面へ当てたときの「終末シャンクの平行」と「下側の切縁」を確認します。番号暗記だけでなく右左・近遠心で作業端を選びます。