33PM067|第33回 歯科衛生士国家試験 過去問
妊娠関連歯肉炎で増加する細菌はどれか。1つ選べ。
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正解: a
正答
a:Prevotella intermedia
この問題のポイント
妊娠中はエストロゲン・プロゲステロンが増加し、これらのステロイドホルモンを増殖に利用できるPrevotella intermediaが歯肉縁下で増えます。
解説
P. intermediaは黒色色素産生性のグラム陰性偏性嫌気性桿菌で、ビタミンKの代わりに妊娠関連ステロイドホルモンを利用して増殖できるため、妊娠中に比率が高まります。ホルモンによる歯肉血管透過性・免疫応答の変化とプラークが重なると、少量のプラークでも発赤、腫脹、出血が強く現れる妊娠関連歯肉炎を生じます。妊娠そのものだけで炎症が起こるのではなく、日常のプラークコントロールが予防の中心です。
選択肢の確認
- a Prevotella intermedia:妊娠中のステロイドホルモンを発育因子として利用でき、妊娠関連歯肉炎部位で増加します。
- b Fusobacterium nucleatum:歯周バイオフィルムで初期・後期定着菌を橋渡しする菌ですが、妊娠ホルモンによる特異的増加の代表ではありません。
- c Porphyromonas gingivalis:成熟歯周バイオフィルムと歯周炎に強く関与する菌ですが、本問の妊娠性増加で代表されるのはP. intermediaです。
- d Aggregatibacter actinomycetemcomitans:若年者の急速な歯周組織破壊などに関係し、妊娠ホルモン依存性増殖の代表菌ではありません。
覚えるポイント
妊娠関連歯肉炎=P. intermedia増加です。ホルモンは反応を増幅しますが、原因性バイオフィルムを毎日除去することが基本です。