35AM005|第35回 歯科衛生士国家試験 過去問
神経細胞を模式図に示す。有髄神経に特異的に存在するのはどれか。1つ選べ。

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正解: c
正答
c:図の3
この問題のポイント
有髄神経線維だけにみられる構造を、神経細胞に共通する細胞体・樹状突起・軸索と見分けます。
解説
有髄神経では軸索が髄鞘で区切って包まれ、髄鞘と髄鞘の間にRanvier絞輪が形成されます。図の3は、この髄鞘またはその切れ目に当たる有髄線維特有の部位です。活動電位はRanvier絞輪から次の絞輪へ跳ぶように伝わるため、跳躍伝導が起こり、無髄線維より速く効率よく興奮を伝えられます。末梢神経の髄鞘はSchwann細胞、中枢神経の髄鞘は希突起膠細胞が形成します。神経細胞の基本構造と、有髄化によって追加される構造を分けて理解します。
選択肢の確認
- a 図の1:神経細胞体や樹状突起など、無髄神経にも存在する基本部分を示すため該当しません。
- b 図の2:軸索など神経細胞一般にみられる部分で、有髄線維だけの構造ではありません。
- c 図の3:髄鞘に関連する構造を示し、有髄神経に特異的なので正しいです。
- d 図の4:軸索終末など、髄鞘の有無にかかわらず情報伝達に必要な部分です。
覚えるポイント
有髄神経の鍵は髄鞘・Ranvier絞輪・跳躍伝導です。髄鞘をつくる細胞は末梢でSchwann細胞、中枢で希突起膠細胞とセットで覚えます。