34AM011|第34回 歯科衛生士国家試験 過去問
免疫に関わる細胞を模式図に示す。この細胞の機能はどれか。1つ選べ。

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正解: a
正答
a:抗原提示
この問題のポイント
模式図の免疫細胞間の接触から、獲得免疫を始動させる反応を判断します。
解説
抗原提示細胞は取り込んだ抗原をペプチドへ分解し、MHC分子に載せてT細胞へ提示します。図のように樹状細胞やマクロファージなどとT細胞が接触する場面は抗原提示を表します。T細胞受容体による抗原-MHC複合体の認識に加え、共刺激シグナルがそろうとT細胞が活性化し、細胞性免疫やB細胞への援助が進みます。口腔粘膜や歯周組織でも自然免疫から獲得免疫への橋渡しとなる重要な過程です。抗体を直接分泌するのは形質細胞であり、図の細胞間接触とは区別します。
選択肢の確認
- a 抗原提示:抗原提示細胞がMHC上の抗原ペプチドをT細胞に示す反応で、図に合うため正しいです。
- b 抗体産生:活性化B細胞が分化した形質細胞の働きで、細胞同士の提示場面ではありません。
- c 補体産生:補体蛋白の多くは肝臓で合成され、図の免疫シナプスを表しません。
- d 好中球遊走:ケモカインなどに沿う移動であり、抗原特異的な細胞接触とは異なります。
覚えるポイント
抗原提示は抗原提示細胞+MHC+T細胞受容体+共刺激で成立し、自然免疫と獲得免疫をつなぎます。