33AM012|第33回 歯科衛生士国家試験 過去問
生体防御に関わる分子の模式図を示す。産生細胞はどれか。1つ選べ。

解答・解説を見る
正解: c
正答
c:形質細胞
この問題のポイント
図のY字型分子は免疫グロブリン、すなわち抗体です。抗体を大量分泌する細胞は、活性化B細胞から分化した形質細胞です。
解説
抗体は2本の重鎖と2本の軽鎖からなるY字型タンパク質で、先端の可変部が特定の抗原に結合します。抗原刺激を受けたB細胞の一部は形質細胞に分化し、抗体を大量に産生・分泌します。抗体は毒素やウイルスの中和、オプソニン化、補体活性化などで体液性免疫を担います。口腔では分泌型IgAが粘膜面への微生物の付着防止に寄与します。
選択肢の確認
- a T細胞:ヘルパーT細胞は免疫反応を調節し、細胞傷害性T細胞は感染細胞を排除しますが、抗体を分泌しません。
- b 好中球:食菌と活性酸素などで病原体を処理する自然免疫細胞です。
- c 形質細胞:B細胞から分化して抗体を分泌するため正しいです。
- d 樹状細胞:抗原を取り込んでT細胞に提示する代表的な抗原提示細胞です。
覚えるポイント
「B細胞→形質細胞→抗体」の流れを固定します。抗体のY字の腕にあたるFab部は抗原結合、柄のFc部は免疫細胞や補体との反応を担います。