34AM012|第34回 歯科衛生士国家試験 過去問
リポ多糖で正しいのはどれか。1つ選べ。
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正解: d
正答
d:Toll様レセプターに結合する
この問題のポイント
グラム陰性菌の内毒素であるリポ多糖〈LPS〉の性質と認識機構を問う問題です。
解説
LPSはグラム陰性菌外膜の構成成分で、脂質A、コア多糖、O抗原からなります。遊離したLPSはLPS結合蛋白やCD14、MD-2を介して主にToll様受容体4〈TLR4〉に認識され、炎症性サイトカイン産生を誘導します。大量に全身へ入ると発熱、血圧低下、播種性血管内凝固など内毒素性ショックに関与します。蛋白性外毒素と異なり比較的耐熱性で、ホルマリン処理によるトキソイド化の対象にもなりません。歯周病原性グラム陰性菌の病原性を理解する基礎です。
選択肢の確認
- a 熱に弱い:LPSは外毒素と比べて耐熱性があり、不適切です。
- b グラム陽性菌に存在する:LPSはグラム陰性菌外膜の成分で、グラム陽性菌には存在しません。
- c ホルマリンで不活化される:蛋白性外毒素のトキソイド化に当てはまる説明で、LPSには適しません。
- d Toll様レセプターに結合する:主にTLR4経路で認識されるため正しいです。
覚えるポイント
LPSはグラム陰性菌外膜・脂質Aが毒性中心・TLR4で認識・比較的耐熱性とまとめます。