32AM102|第32回 歯科衛生士国家試験 過去問
矯正歯科診断時の評価に用いる側貌写真(別冊午前No.43) を別に示す。 写真と評価する内容の組合せで正しいのはどれか。2 つ選べ。

2つ選択
解答・解説を見る
正解: c・d
正答
c:③ーーー過蓋咬合、d:④ーーー口唇の突出度
この問題のポイント
③は下唇とオトガイ間のオトガイ唇溝の深さを見ており、深い咬合との関連を評価できる。④は鼻尖と軟組織オトガイを結ぶE-lineに対する口唇位置で、突出度を示す。
解説
矯正診断の側貌写真では、軟組織の垂直比、鼻唇角、オトガイ唇溝、E-lineなどを評価する。①の鼻下点から軟組織メントンまでの距離は下顔面高を示す。②は鼻柱と上唇のなす鼻唇角で、上顎前歯の傾斜や上唇形態の影響を受ける。③の深いオトガイ唇溝は下唇の巻き込みや過蓋咬合症例で目立つ。④ではE-lineより口唇が前方か後方かを測り、口元の突出を判断する。
選択肢の確認
- a ①ーーー口唇形態:①は鼻下点からオトガイ下端までの垂直距離を示し、下顔面高の評価であって唇輪郭そのものではない。
- b ②ーーー犬歯の位置:②は側貌上の鼻唇角であり、口腔内にある犬歯の萌出位置や近遠心的位置を写真から測る線ではない。
- c ③ーーー過蓋咬合:オトガイ唇溝の強い陥凹や下唇の形態は、下顎前歯を深く覆う過蓋咬合の側貌所見として評価する。
- d ④ーーー口唇の突出度:鼻尖と軟組織オトガイを結ぶE-lineに対する上下口唇の前後的位置から口元の突出度を判定する。
覚えるポイント
側貌写真は①下顔面高、②鼻唇角、③オトガイ唇溝、④E-line。E-lineは鼻尖―軟組織ポゴニオンを結び、口唇の前後的位置を見る。