31PM075|第31回 歯科衛生士国家試験 過去問
フッ化物洗口法とフッ化物配合歯磨剤の両方に用いられるのはどれか。1つ選べ。
解答・解説を見る
正解: a
正答
a:NaF
この問題のポイント
フッ化ナトリウム〈NaF〉は水に溶けてフッ化物イオンを供給でき、洗口液と歯磨剤のどちらにも用いられます。
解説
NaFはフッ化物洗口液として、毎日法や週1回法など所定濃度・頻度で使用されます。また歯磨剤にも配合され、萌出後エナメル質表面で再石灰化を促進し、脱灰を抑え、う蝕原性細菌の代謝にも影響します。洗口液には水溶性・安定性と使用濃度での安全性が必要です。フッ化第一スズやモノフルオロリン酸ナトリウムは歯磨剤成分になり得ますが、一般的な集団フッ化物洗口の薬剤はNaFです。
選択肢の確認
- a NaF:水溶性のフッ化ナトリウムで、フッ化物洗口液とフッ化物配合歯磨剤の双方に使用されます。
- b CaF2:フッ化物局所応用後に歯面上へ形成され、フッ化物の貯蔵庫となる反応生成物で、両製品の有効成分として用いません。
- c SnF2:フッ化第一スズは歯磨剤などに用いられますが、着色や溶液安定性の問題もあり標準的な洗口薬ではありません。
- d Na2PO3F:モノフルオロリン酸ナトリウムは歯磨剤用フッ化物ですが、一般的なフッ化物洗口液には用いません。
覚えるポイント
NaF=洗口・歯磨剤、SnF2/Na2PO3F=主に歯磨剤、CaF2=歯面上の反応生成物と用途を整理します。