33AM068|第33回 歯科衛生士国家試験 過去問
フッ化物配合歯磨剤の使用について正しいのはどれか。2つ選べ。
2つ選択
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正解: a・c
正答
a:根面う蝕予防に効果的である。、c:学齢期には積極的に使用を勧める。
この問題のポイント
フッ化物配合歯磨剤は萌出後の歯面に低濃度のフッ化物を繰り返し供給し、脱灰を抑えて再石灰化を促します。年齢とリスクに応じて量・濃度を調整すれば、小児から高齢者まで有用です。
解説
歯磨剤中のフッ化物は歯磨き中に歯面・プラーク・唾液へ供給され、酸性環境でのミネラル喪失を抑え、初期脱灰部へのカルシウム・リン酸の再沈着を促進します。エナメル質う蝕だけでなく、歯肉退縮で露出したセメント質・象牙質の根面う蝕予防にも効果があります。学齢期は永久歯萌出が進み、萌出直後の歯が酸に弱いため毎日の使用が重要です。幼児は誤嚥を避ける少量を保護者が用い、口腔乾燥の高齢者は高リスクに応じて積極的に活用します。
選択肢の確認
- a 根面う蝕予防に効果的である。:フッ化物は露出根面の脱灰を抑え再石灰化を促すため、歯肉退縮のある成人・高齢者にも有効です。
- b 2歳以下での使用は禁忌である。:歯の萌出後は年齢に合う濃度とごく少量を保護者管理で使え、年齢だけを理由とする絶対禁忌ではありません。
- c 学齢期には積極的に使用を勧める。:萌出途中・萌出直後の永久歯はう蝕感受性が高く、毎日のフッ化物配合歯磨剤が予防に役立ちます。
- d 唾液分泌が低下した高齢者には使用を控える。:口腔乾燥では唾液の緩衝・再石灰化作用が低下してう蝕リスクが高いため、むしろフッ化物の恩恵が大きくなります。
覚えるポイント
フッ化物配合歯磨剤は全年齢でリスクに応じて用います。小児では適量と保護者管理、高齢者では露出根面と口腔乾燥を評価し、継続使用につなげます。