33AM069|第33回 歯科衛生士国家試験 過去問
43歳の女性。SPTのため来院した。スケーリング・ルートプレーニング実施後、歯周ポケット内洗浄を行うよう歯科医師から指示された。器具の写真を別に示す。使用するのはどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: b・c
正答
b:②、c:③
この問題のポイント
歯周ポケット内洗浄には、薬液を細いチップから低圧でポケット内へ送り込める器具を選びます。写真では側方へ曲げた洗浄針付きシリンジ②と、細い洗浄用チップを備えた③が該当します。
解説
ポケット内洗浄は、洗浄液によって遊離したプラークや壊死物質を流し出し、薬液を歯肉縁下へ到達させる処置です。②はシリンジに鈍端の細い洗浄針を装着しており、ポケット底を傷つけない位置からゆっくり注入できます。③は細径のイリゲーション用チップをもつ装置で、灌流による洗浄が可能です。強い圧で深部へ押し込まず、排出路を確保し、組織内注入や菌血症の危険を避けます。①はブラシによる歯面研磨、④は噴射式歯面清掃に用いる外形です。
選択肢の確認
- a ①:回転ハンドピースに装着するブラシ状チップで、歯面研磨には使えますが、細いポケット内へ薬液を灌流する器具ではありません。
- b ②:シリンジと細い鈍端洗浄針により、薬液量と圧を手で調節しながら歯周ポケット内を洗浄できます。
- c ③:細長い洗浄用チップから液を供給でき、歯肉縁下へ挿入してポケット内の灌流に使用できます。
- d ④:粉末と水を噴射するエアポリッシング系の器具で、示された形態は通常のポケット内薬液洗浄用チップではありません。
覚えるポイント
ポケット洗浄器具は「細く鈍端で、液を低圧に制御できるか」を確認します。針先を組織へ刺さず、薬液が歯冠側へ排出できる位置でゆっくり灌流します。