34PM066|第34回 歯科衛生士国家試験 過去問
55歳の男性。ブラッシング時の歯肉からの出血と口臭を主訴として来院した。歯磨きは1日に1回行っているという。歯周組織検査実施後に歯周ポケットからプラークを採取し、位相差顕微鏡で観察した際の写真を別に示す。 矢印で示す形態を呈するのはどれか。1つ選べ。

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正解: a
正答
a:Treponema denticola
この問題のポイント
位相差顕微鏡で観察される細長いらせん状・運動性菌から、歯周病関連スピロヘータを同定する問題です。
解説
Treponema denticolaは細長いらせん形をした運動性のスピロヘータで、酸素の少ない深い歯周ポケットに増えます。P. gingivalis、Tannerella forsythiaとともに重度歯周炎と関連するレッドコンプレックスに含まれます。位相差顕微鏡では生きた菌の形態と運動を観察できますが、菌種の確定には培養や分子生物学的検査が必要です。
選択肢の確認
- a T. denticola:らせん状で活発に運動する矢印像に一致します。
- b P. intermedia:グラム陰性偏性嫌気性の短桿菌で、らせん形ではありません。
- c P. gingivalis:グラム陰性嫌気性短桿菌で、スピロヘータ形態を示しません。
- d A. actinomycetemcomitans:グラム陰性通性嫌気性の球桿菌です。
覚えるポイント
スピロヘータならTreponema。縁下環境が嫌気化するほど運動性桿菌・スピロヘータが増える傾向を理解します。