34PM065|第34回 歯科衛生士国家試験 過去問
歯周病が原因で抜去した歯の写真を別に示す。 矢印で示す付着物の成分で最も多いのはどれか。1つ選べ。

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正解: d
正答
d:リン酸カルシウム
この問題のポイント
歯根面に固着する歯石の主体が無機質であることを問う問題です。無機成分の大部分はリン酸カルシウム結晶です。
解説
歯石は歯面のプラークが唾液または歯肉溝滲出液中のカルシウム・リン酸によって石灰化した沈着物です。重量の多くを無機成分が占め、ハイドロキシアパタイト、ウィットロカイト、オクタカルシウムリン酸塩などのリン酸カルシウム結晶を含みます。歯石自体の粗造表面が新たなプラーク停滞を助長するため、根面を損傷しないよう除去します。
選択肢の確認
- a 赤血球:歯肉溝由来成分として付着する可能性はあっても、歯石の主成分ではありません。
- b 菌体成分:有機成分に含まれますが、量的に最も多い成分ではありません。
- c 唾液タンパク質:歯石形成基質の一部ですが、無機質より少量です。
- d リン酸カルシウム:石灰化物の主要無機成分で正しいです。
覚えるポイント
歯石は『石灰化プラーク』で、主成分はリン酸カルシウム。病原性の中心は表面に形成される非石灰化バイオフィルムです。