33AM020|第33回 歯科衛生士国家試験 過去問
歯磨剤の薬用成分のうち、歯周病予防を目的に配合されるのはどれか。1つ選べ。
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正解: b
正答
b:トラネキサム酸
この問題のポイント
歯磨剤の薬用成分を、歯周病に関係する炎症・出血の抑制、知覚過敏の抑制、う蝕予防のどれを目的とするかで分類します。
解説
トラネキサム酸はプラスミノーゲンのリシン結合部位に結合し、プラスミンの作用を抑える抗プラスミン薬です。歯磨剤では歯肉の炎症と出血を抑え、歯肉炎・歯周炎を予防する目的の薬用成分として配合されます。ただし歯磨剤は歯周病管理の一部であり、歯面バイオフィルムの機械的除去、歯間部清掃、専門的歯面清掃を組み合わせることが基本です。
選択肢の確認
- a 硝酸カリウム:象牙質知覚過敏に対し、カリウムイオンで歯髄神経の興奮性を低下させる目的で用いられます。
- b トラネキサム酸:抗プラスミン作用で歯肉の炎症・出血を抑えるため、歯周病予防目的に該当します。
- c 乳酸アルミニウム:象牙細管を封鎖して象牙質知覚過敏を軽減する目的で配合されます。
- d モノフルオロリン酸ナトリウム:フッ化物として脱灰抑制・再石灰化促進を図り、う蝕予防を目的とします。
覚えるポイント
歯磨剤成分は「トラネキサム酸=歯肉炎症・出血」、「硝酸K・乳酸Al=知覚過敏」、「モノフルオロリン酸Na=う蝕予防」と、作用対象で分けます。