31AM017|第31回 歯科衛生士国家試験 過去問
歯磨剤の配合成分表を示す。 ①に使用できるのはどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: a・c
正答
a:無水ケイ酸、c:ピロリン酸カルシウム
この問題のポイント
表の①は研磨剤です。ただし薬用成分としてフッ化ナトリウムが配合されているため、研磨性に加えてフッ化物との化学的適合性を確認します。
解説
無水ケイ酸〈シリカ〉とピロリン酸カルシウムは、歯面の付着物を物理的に除去する研磨剤として歯磨剤へ配合できます。特にフッ化ナトリウム配合歯磨剤では、可溶性フッ化物を失活させにくい研磨剤を選ぶ必要があります。炭酸カルシウムはカルシウム供給源となってフッ化物と反応し、不溶性フッ化カルシウムを生じて有効フッ化物量を低下させ得ます。表にNaF 1,450 ppmFとあることが選択の重要な条件です。
選択肢の確認
- a 無水ケイ酸:清掃・研磨作用をもつシリカ系研磨剤で、NaFとの適合性がよいため使用できます。
- b 炭酸カルシウム:研磨剤にはなりますが、NaFと反応して可溶性フッ化物を減らすため、この配合表には適しません。
- c ピロリン酸カルシウム:研磨剤として働き、フッ化物配合歯磨剤にも用いられるため正答です。
- d ハイドロキシアパタイト:歯磨剤成分として利用例はありますが、本表のNaFと組み合わせる①の標準的研磨剤として選ぶ肢ではありません。
覚えるポイント
研磨剤名だけでなく、NaF+シリカ系の適合性と、カルシウム塩によるフッ化物の不溶化を確認します。