31AM016第31回 歯科衛生士国家試験 過去問

過去問題

安静時に比べて、刺激時に濃度が高くなる唾液成分はどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: b・c

正答

b:アミラーゼ、c:ナトリウム

この問題のポイント

刺激唾液では流量が増えるため、腺房での分泌と導管での電解質修飾が安静時唾液から変化します。各成分が流量依存的にどう動くかを判断します。

解説

唾液腺刺激で分泌流量が増すと、腺房由来のアミラーゼ分泌が高まり、濃度も上昇します。一次唾液中のナトリウムは導管で再吸収されますが、高流量では導管を通過する時間が短く、再吸収が不十分になるため最終唾液中のナトリウム濃度が高くなります。反対にカリウムは導管から分泌される成分で、流量増加時には濃度が低下する傾向があります。分泌型IgAは総分泌量と濃度を区別して考える必要があり、本問では刺激時に濃度が高くなる組合せには入りません。

選択肢の確認

  • a カリウム:導管で分泌されますが、刺激による流量増加時の濃度は安静時より低下する方向です。
  • b アミラーゼ:交感神経刺激などで腺房細胞からのタンパク分泌が増し、刺激唾液で濃度が高くなるため正答です。
  • c ナトリウム:高流量では導管で再吸収される時間が短くなり、唾液中濃度が上昇するため正答です。
  • d 分泌型IgA:粘膜免疫に重要ですが、流量増加時に濃度が上がる代表成分ではなく、希釈の影響も受けます。

覚えるポイント

刺激唾液は流量増加→導管修飾が不十分→Na⁺・Cl⁻が上昇、K⁺が低下し、アミラーゼも増えると整理します。

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