31AM080|第31回 歯科衛生士国家試験 過去問
歯磨剤の成分と配合成分の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
2つ選択
解答・解説を見る
正解: a・c
正答
a:研磨剤―リン酸水素カルシウム、c:粘結剤―アルギン酸ナトリウム
この問題のポイント
歯磨剤の基剤を、物理的清掃、乾燥防止、形態保持、起泡という機能から分類します。成分名の化学的性質と対応させます。
解説
リン酸水素カルシウムは微粒子が歯面のプラークや着色を物理的に除去する研磨剤です。アルギン酸ナトリウムは水中で粘稠なコロイドを形成し、粉体と液体の分離を防ぎ、歯磨剤の形態を保つ粘結剤です。パラオキシ安息香酸メチル〈メチルパラベン〉は微生物増殖を抑える保存剤、ソルビトールは水分を保持して乾燥・硬化を防ぐ湿潤剤です。名称を暗記するだけでなく、研磨粒子・多糖類・防腐剤・多価アルコールという性質から判断します。
選択肢の確認
- a 研磨剤―リン酸水素カルシウム:無機微粒子として清掃・研磨作用を担うため正しいです。
- b 湿潤剤―パラオキシ安息香酸メチル:これはパラベン系保存剤で、湿潤剤ではありません。
- c 粘結剤―アルギン酸ナトリウム:増粘・ゲル形成により成分を均一に保つため正しいです。
- d 発泡剤―ソルビトール:ソルビトールは吸湿性のある多価アルコールで湿潤剤です。発泡剤はラウリル硫酸ナトリウムなどです。
覚えるポイント
研磨=リン酸水素Ca、湿潤=ソルビトール、粘結=アルギン酸Na、発泡=ラウリル硫酸Na、保存=パラベンです。