31PM017|第31回 歯科衛生士国家試験 過去問
歯磨剤に配合される薬用成分で化学的清掃の効果を目的とするのはどれか。1つ選べ。
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正解: d
正答
d:塩化セチルピリジニウム
この問題のポイント
歯磨剤の「化学的清掃」は研磨剤による物理的除去ではなく、抗菌成分でプラーク形成菌を抑える作用を指します。
解説
塩化セチルピリジニウム〈CPC〉は第四級アンモニウム塩型の陽イオン界面活性剤です。細菌表面へ吸着して細胞膜を障害し、口腔細菌の増殖やプラーク形成を抑えるため、歯磨剤・洗口剤で殺菌および化学的清掃を目的に配合されます。これに対し、収れん成分は歯肉を引き締めて出血や炎症を抑え、ビタミンE誘導体は歯肉血流の改善を狙う成分です。薬用成分は化学名だけでなく主目的を結びつけます。
選択肢の確認
- a 塩化ナトリウム:高濃度で収れん・消炎作用を期待する成分で、細菌膜を標的とする化学的清掃剤ではありません。
- b 乳酸アルミニウム:蛋白を収れんさせ、歯肉出血の防止や歯肉炎症状の軽減を目的とします。
- c 酢酸トコフェロール:ビタミンE誘導体で、末梢血行促進により歯肉組織の代謝改善を狙います。
- d 塩化セチルピリジニウム:殺菌性の陽イオン界面活性剤としてプラーク菌を抑えるため正答です。
覚えるポイント
CPC=殺菌・プラーク抑制、乳酸アルミニウム=収れん、酢酸トコフェロール=血行促進と配合目的を対応させます。