31PM018|第31回 歯科衛生士国家試験 過去問
口臭を主訴とする患者に複数日にわたって口臭検査を実施したが、他覚口臭は認められなかった。 考えられるのはどれか。2つ選べ。
2つ選択
解答・解説を見る
正解: a・c
正答
a:仮性口臭、c:口臭恐怖症
この問題のポイント
本人は口臭を訴えていても、複数日の検査で他者が認識できる臭気がない場合は「真性口臭」以外の二つの病態を考えます。
解説
口臭は、実際に社会的容認限度を超える臭気がある真性口臭、客観的臭気がないのに本人が口臭を確信する仮性口臭、説明・治療後もその確信が続く口臭恐怖症に分けます。口臭は飲食や時間帯で変動するため複数日に検査しても他覚所見がないという条件は、単なる一時的な見逃しより仮性口臭または口臭恐怖症を支持します。両者の区別には、検査結果の説明や保健指導を受け入れて訴えが改善するかを評価します。
選択肢の確認
- a 仮性口臭:客観的な口臭はないが本人があると感じ、検査結果の説明や指導により納得・改善し得る病態です。
- b 病的口臭:歯周病、舌苔、全身疾患などに由来する真性口臭で、通常は官能検査などで他覚的臭気を確認できます。
- c 口臭恐怖症:他覚口臭がなく、治療や十分な説明後も口臭への確信・不安が持続する場合に考えます。
- d 生理的口臭:起床時や空腹時などに健常者にも生じる真性口臭なので、条件が合えば客観的に臭気を認めます。
覚えるポイント
臭気あり=真性口臭、臭気なし・説明で改善=仮性口臭、説明後も確信が持続=口臭恐怖症と判別します。