34PM021|第34回 歯科衛生士国家試験 過去問
22歳の女性。口臭を主訴として来院した。喫煙はせず、全身健康状態は 良好である。口腔内診査の結果、治療を要する歯科疾患は認められない。官能検査の結果はスコア0であった。呼気のガスクロマトグラフィー検査の結果を表に示す。考えられるのはどれか。 1つ選べ。

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正解: c
正答
c:心因性口臭
この問題のポイント
本人は口臭を訴えるものの、官能検査・機器検査で客観的口臭が確認できない状態を判断する問題です。
解説
心因性口臭では、周囲が認める口臭や揮発性硫黄化合物の上昇がないにもかかわらず、本人が強く口臭を確信して悩みます。本例は全身・口腔に原因疾患がなく、官能検査スコア0でガスクロマトグラフィーも病的上昇を示さないため該当します。訴えを否定せず、検査結果を丁寧に共有し、必要に応じ心理・精神面の専門支援へつなげます。
選択肢の確認
- a 病的口臭:歯周病、舌苔、耳鼻咽喉・全身疾患などに伴い客観的臭気が確認されます。
- b 外因性口臭:喫煙や臭気の強い食品など外来因子による一過性口臭です。
- c 心因性口臭:客観的所見がないのに本人が口臭を強く自覚する本例に合います。
- d 生理的口臭:起床時や空腹時などに一過性に生じ、通常本人の強い持続的確信だけでは診断しません。
覚えるポイント
口臭評価は官能検査を基本に、揮発性硫黄化合物、舌苔、歯周状態を組み合わせます。数値正常でも苦痛には配慮します。