35PM084|第35回 歯科衛生士国家試験 過去問
27歳の女性。うがいをすると歯がしみることを主訴として来院した。口腔内診査の結果、う蝕はないが歯肉退縮が認められ、歯科医師から口腔清掃指導を行うよう指示された。持参した歯ブラシは3日前に交換したという。現在使用している歯ブラシと歯磨剤の情報、歯ブラシとブラッシング時の写真を別に示す。適切な指導内容はどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: b・c
正答
b・c:ペングリップ、硝酸カリウム配合歯磨剤
この問題のポイント
歯肉退縮と象牙質知覚過敏がある患者に、ブラッシング圧を下げる持ち方と知覚過敏抑制成分を提案する問題です。
解説
露出根面の象牙細管へ冷水などの刺激が加わると、知覚過敏痛が生じます。歯ブラシをペングリップで持つと過大な握力を避けやすく、やわらかめの毛で小さく動かす指導につながります。硝酸カリウムは象牙質知覚過敏抑制用歯磨剤に配合され、神経の興奮を抑える方向に作用します。なお設問中の『禁煙指導』は文脈上『口腔清掃指導』の誤記と考えて解釈します。
選択肢の確認
- a 交換頻度を維持する:3日で交換する頻度は過剰で、毛先の早期開きなら強すぎる圧を見直します。
- b ペングリップで磨く:力を調節しやすく、外傷性退縮の悪化予防に適します。
- c 硝酸カリウム配合歯磨剤:知覚過敏症状の緩和を目的に使用できます。
- d かための毛へ変える:根面摩耗や歯肉外傷を増やすおそれがあり不適切です。
覚えるポイント
知覚過敏ではう蝕・破折・歯髄疾患を除外し、『低圧清掃、軟毛、脱感作歯磨剤、酸への配慮』を組み合わせます。