34PM084|第34回 歯科衛生士国家試験 過去問
53歳の女性。乳がん治療のため20日前から外来で抗がん剤治療を受けている。5日前から食事やブラッシングで痛みが生じることを主訴として来院した。歯科医師から歯科保健指導の指示があった。口腔内写真を別に示す。適切な指導内容はどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: a・b
正答
a・b:ジェル状保湿剤、研磨剤無配合歯磨剤
この問題のポイント
抗がん薬治療中の疼痛性口腔粘膜炎に対し、乾燥と機械的刺激を減らすセルフケアを選ぶ問題です。
解説
抗がん薬により粘膜上皮の更新が障害されると、発赤、びらん、潰瘍、疼痛が生じ、食事と清掃が困難になります。ジェル状保湿剤で粘膜を被覆・保湿し、研磨剤を含まない低刺激性歯磨剤と小さく軟らかな歯ブラシで愛護的に清掃します。感染、出血、摂取量、血球数を確認し、痛みを我慢させず医療チームと鎮痛・栄養管理を調整します。
選択肢の確認
- a ジェル状保湿剤:乾燥と摩擦を減らし、粘膜保護に役立ちます。
- b 研磨剤無配合歯磨剤:傷んだ粘膜への刺激を減らせます。
- c 大きいヘッドの歯ブラシ:潰瘍部へ触れやすく、狭い部位を低侵襲で清掃しにくいです。
- d ポビドンヨード頻回含嗽:刺激や甲状腺等への配慮が必要で、頻回使用を一律に勧めません。
覚えるポイント
口腔粘膜炎ケアは『低刺激・保湿・清潔・疼痛管理』。アルコール、強い香味、粗い器具、過度な含嗽を避けます。