34PM109|第34回 歯科衛生士国家試験 過去問
4歳の男児。日常の歯磨きがうまくできないことを主訴として保護者と来院した。3歳児健康診査では対人関係、コミュニケーションの遅れや歯の汚れを指摘されたという。評価後に指導した訓練の写真を別に示す。 保護者への指導内容はどれか。2つ選べ。

2つ選択
解答・解説を見る
正解: a・b
正答
a・b:毎日行う、徐々に慣れさせる
この問題のポイント
感覚過敏や対人・コミュニケーション特性がある幼児へ、歯磨き前の脱感作訓練を家庭でどう継続するかを問う問題です。
解説
口腔周囲への接触を嫌がる患児には、受け入れられる部位・刺激から短時間で始め、同じ手順を予告しながら少しずつ口唇・頬・口腔内へ進めます。毎日穏やかに反復することで刺激の予測可能性を高め、歯磨き受容へつなげます。強制すると恐怖が強化されるため、成功できる小段階で終え、具体的に褒めます。写真の訓練は歯磨き前に行います。
選択肢の確認
- a 毎日実施:短時間の一貫した反復が慣れと習慣化に役立ちます。
- b 徐々に慣れさせる:刺激を段階づける脱感作の基本です。
- c 歯磨き後に行う:目的は歯磨き受容の準備なので、通常は歯磨き前に行います。
- d 強い刺激を断続的に与える:苦痛と拒否を増強するため不適切です。
覚えるポイント
感覚過敏への支援は『予告、弱い刺激、短時間、同じ順序、成功で終了、称賛』。本人の拒否サインを尊重します。