31PM089|第31回 歯科衛生士国家試験 過去問
3歳6か月の男児。3歳児歯科健康診査でう蝕罹患型がB型と判定され来院した。1歳6か月児歯科健康診査では、歯の萌出が遅いことを指摘されたという。口腔内写真(別冊午後 No.41)を別に示す。 食生活指導にあたって、確認すべき項目はどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: b・c
正答
b:哺乳瓶の使用、c:間食の摂取状況
この問題のポイント
写真では上顎乳前歯と臼歯に広がるう蝕があり、下顎前歯は比較的保たれています。長時間の哺乳瓶使用と頻回な間食を確認します。
解説
就寝時や長時間に哺乳瓶で糖質を含む乳飲料・ジュースを摂ると、上顎前歯周囲に液体が停滞し、睡眠中の唾液流量低下も重なって重症乳歯う蝕につながります。本児は1歳6か月時に萌出遅延を指摘されているため、離乳や哺乳瓶終了の時期が延びた可能性も聴取します。また写真のプラークとB型う蝕に対して、間食の回数、時刻、菓子・飲料の内容、だらだら食べを確認し、脱灰回数を減らす指導へ結びつけます。
選択肢の確認
- a 食事量:成長・栄養評価には必要ですが、う蝕原因を把握するには総量より糖質の種類・摂取頻度・停滞時間が重要です。
- b 哺乳瓶の使用:夜間・長時間の糖質飲料摂取が上顎前歯部う蝕の分布と関連するため確認します。
- c 間食の摂取状況:回数、時刻、内容、飲料を把握し、頻回な酸性化を減らすため確認が必要です。
- d 苦手な食べ物の数:偏食支援の参考にはなりますが、写真のう蝕分布を説明する直接的な質問ではありません。
覚えるポイント
幼児の多発う蝕では哺乳瓶の中身・使用時間・就寝時使用、間食の頻度・時間・飲料を具体的に聞きます。