34PM090|第34回 歯科衛生士国家試験 過去問
83歳の女性。Alzheimer〈アルツハイマー〉型認知症と診断され、 要介護度3で特別養護老人ホームに入居している.ミールラウンドに参加したところ、食事への関心が低く、食べ疲れにより徐々に食事のペースが落ちている ことがわかった。3か月で体重が3kg減少している。むせや誤嚥はみられず、 咀嚼能力に問題はなかった。 食生活指導で適切なのはどれか。2つ選べ。
2つ選択
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正解: a・c
正答
a・c:好物を提供する、高カロリー食品を取り入れる
この問題のポイント
認知症で食事への関心と持久力が低下し体重減少している一方、嚥下・咀嚼に問題がない人への栄養支援を選ぶ問題です。
解説
本人が好む味や料理を取り入れると食事への注意と意欲を引き出せます。食べ疲れて一食量が少ない場合は、少量でもエネルギー・タンパク質を確保できる高栄養食品や間食を活用します。賑やか過ぎる環境は注意をそらすため刺激を減らし、食物と食器は見分けやすい色のコントラストを付けます。
選択肢の確認
- a 好物の食事:食事関心を高め摂取量改善に役立ちます。
- b 賑やかな環境:認知症では注意が散り、食事に集中しにくくなります。
- c 高カロリー食品:少量で必要エネルギーを補うため適切です。
- d コントラストを統一:食物と食器を同化させず、むしろ識別しやすい対比を付けます。
覚えるポイント
体重減少時は嚥下だけでなく、意欲、疲労、環境、食事量、好みを評価し、少量高栄養と静かな環境を整えます。