34PM110|第34回 歯科衛生士国家試験 過去問
88歳の男性。食事の少しあとにむせることを主訴として、家族から歯科訪問診療の依頼があった。診察の結果、下咽頭に食物が残留することによる嚥下後の誤嚥が指摘された。歯科医師から、口腔機能訓練を行うよう指示された。指導するのはどれか。1つ選べ。
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正解: b
正答
b:シャキア訓練
この問題のポイント
下咽頭残留による嚥下後誤嚥に対し、舌骨上筋群を強化して食道入口部の開大を改善する訓練を選ぶ問題です。
解説
シャキア訓練は仰臥位で肩を床につけたまま頭部を挙上し、つま先を見る運動を反復・保持する方法です。舌骨上筋群を強化し、嚥下時の舌骨・喉頭前上方運動と上部食道括約筋開大を改善して、梨状窩などの咽頭残留を減らすことを狙います。高齢者では頸部疾患、血圧、疲労を評価し、適応困難なら開口訓練なども検討します。
選択肢の確認
- a ガムラビング:歯肉・口腔粘膜刺激や唾液分泌を促しますが、食道入口部開大訓練ではありません。
- b シャキア訓練:舌骨上筋群を強化し咽頭残留改善を目指します。
- c ブローイング訓練:呼気・鼻咽腔閉鎖などを訓練します。
- d 頬膨らまし訓練:口唇・頬の閉鎖と口腔内圧を高める口腔期訓練です。
覚えるポイント
咽頭残留・UES開大にはシャキア、口腔内圧には頬膨らまし、鼻咽腔閉鎖にはブローイングと目的で分けます。