35PM059第35回 歯科衛生士国家試験 過去問

過去問題

74歳の男性。家族から「口臭が気になる。」と相談を受け、歯科訪問診療を行った。脳梗塞の後遺症による左半身麻痺のため寝たきりとなり、自宅で療養生活を送っているという。診察の結果、口腔内に食物の残留が認められ、摂食嚥下障害と診断された。安全に行うための姿勢はどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: a・d

正答

a・d:仰臥位で軽く顎を引く、ファーラー位約45度

この問題のポイント

寝たきりで嚥下障害のある患者に口腔ケアを安全に行う体位を問う問題です。気道へ水分や汚染物を流入させない姿勢を選びます。

解説

口腔ケア中は唾液、洗浄水、剝離したプラークを誤嚥する危険があります。可能なら上体を約45度起こすファーラー位とし、軽く頸部を前屈して気道防御を図ります。仰臥位しかとれない場合も軽く顎を引き、吸引を併用して少量の水分で行います。片麻痺では残留しやすい麻痺側の口腔前庭も観察します。

選択肢の確認

  • a 仰臥位で軽く顎を引く:頸部後屈を避け、吸引などを併用すれば安全性を高められます。
  • b 座位で頭部を後屈する:後屈は咽頭へ液体を流しやすく、誤嚥リスクを高めます。
  • c 右側を上にした側臥位:左麻痺では残留物が左側へたまり得ますが、この向きだけを安全姿勢とはできません。
  • d ファーラー位約45度:上体を起こして逆流・誤嚥を減らす基本姿勢です。

覚えるポイント

安全な口腔ケアは『上体挙上、軽い顎引き、吸引、少量の水、呼吸状態の観察』を組み合わせます。

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