33PM057第33回 歯科衛生士国家試験 過去問

過去問題

3歳の女児。歯頸部の白濁を主訴として保護者と来院した。口腔内診査でう窩は認められなかった。初診時の口腔内写真を別に示す。ブラッシング指導の後に行うのはどれか。1つ選べ。

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正解: a

正答

a:フッ化物歯面塗布

この問題のポイント

写真の乳歯歯頸部白濁は表面が崩れていない初期う蝕〈ホワイトスポット〉です。清掃でバイオフィルムを管理した後、フッ化物を塗布して再石灰化を促します。

解説

白濁はプラーク停滞下でエナメル質表層下からミネラルが失われ、光の屈折が変わった所見です。う窩がなければ病変は非侵襲的に停止・回復できる可能性があります。保護者の仕上げ磨き、フッ化物配合歯磨剤、間食頻度の調整に加え、歯科医院でフッ化物歯面塗布を行い、脱灰抑制と再石灰化を図ります。表面性状・プラーク・白斑の変化を定期観察します。修復材で削って詰める処置は歯質欠損がない段階には不要です。

選択肢の確認

  • a フッ化物歯面塗布:高濃度フッ化物を初期脱灰面へ作用させ、酸抵抗性向上と唾液中ミネラルによる再石灰化を促進します。
  • b コンポジットレジン修復:う窩形成や形態欠損がある場合の接着修復で、表面が保たれた白斑へ切削充填する必要はありません。
  • c フッ化ジアンミン銀塗布:活動性う蝕の進行抑制に有用ですが黒変を生じ、非う窩性白斑に対する第一選択ではありません。
  • d グラスアイオノマーセメント修復:欠損部を充填する材料であり、う窩のない初期病変ではフッ化物による非侵襲管理を優先します。

覚えるポイント

「白濁あり・う窩なし」は再石灰化可能な初期う蝕です。清掃、フッ化物、間食管理を組み合わせ、活動性を継続評価します。

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