34PM103第34回 歯科衛生士国家試験 過去問

過去問題

12歳の女児。下顎右側第一大臼歯の冷水痛を主訴として保護者と来院した。昨夜、アイスクリームを食べた後に痛くなったという。診察の結果、歯髄鎮静療法を行うことになった。使用するのはどれか。1つ選べ。

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正解: b

正答

b:フェノールカンフル

この問題のポイント

歯髄鎮静療法で、象牙質を介して歯髄の刺激・疼痛を一時的に鎮める薬剤を選ぶ問題です。

解説

フェノールカンフルはフェノールの殺菌・鎮静作用をカンフルで調整した製剤で、歯髄鎮静を目的に用いられてきました。深いう蝕で歯髄充血など可逆的状態が疑われる場合、刺激を除去して鎮静・仮封し、症状の推移から歯髄保存可能性を再評価します。フェノール系薬剤には組織刺激性があるため、用量と適応を守り、健全粘膜へ接触させません。

選択肢の確認

  • a MTAセメント:直接覆髄、穿孔封鎖、根尖部処置など硬組織形成を期待する材料です。
  • b フェノールカンフル:歯髄鎮静作用を目的に使用するため正しいです。
  • c 水酸化カルシウム製剤:覆髄・根管貼薬に用い、硬組織形成を促します。
  • d タンニン・フッ化物合剤配合ポリカルボキシレートセメント:裏層・合着などに用いる材料で、歯髄鎮静薬そのものではありません。

覚えるポイント

鎮静療法は確定治療の先送りではありません。自発痛、打診痛、生活反応などを再評価し、不可逆性なら歯髄処置へ移ります。

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