34PM104第34回 歯科衛生士国家試験 過去問

過去問題

73歳の男性。下顎両側犬歯の着色を主訴として来院した。根面う蝕と診断され、う蝕の処置が行われることになった。口呼吸があることから、簡易防湿を行うよう歯科医師から指示を受けた。初診時の口腔内写真を 別に示す。 使用が望ましいのはどれか。1つ選べ。

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正解: d

正答

d:従来型グラスアイオノマーセメント

この問題のポイント

口呼吸があり完全防湿が難しい露出根面う蝕へ、湿潤許容性と歯質接着性をもつ修復材料を選ぶ問題です。

解説

従来型グラスアイオノマーセメントはポリアクリル酸とフルオロアルミノシリケートガラスの酸塩基反応で硬化し、カルボキシル基を介して歯質へ化学的に接着します。レジン接着修復より湿潤環境への許容性があり、根面う蝕や高齢者の簡易防湿下で有用です。フッ化物徐放もありますが、初期硬化中は吸水・乾燥に弱いため表面保護します。

選択肢の確認

  • a コンポジットレジン:審美・耐摩耗性に優れますが、確実な防湿と接着操作が必要です。
  • b リン酸亜鉛セメント:合着材で歯質接着性がなく、根面直接修復には適しません。
  • c ポリカルボキシレートセメント:歯質接着性はありますが、修復材としての形態・耐摩耗性が目的に合いません。
  • d 従来型GIC:簡易防湿下でも使用しやすく根面修復に適します。

覚えるポイント

根面う蝕の材料選択は防湿、う蝕リスク、審美、咬合負担を考慮。GICは化学接着・フッ化物徐放・初期表面保護が特徴です。

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