35AM044|第35回 歯科衛生士国家試験 過去問
上顎左側犬歯に外科的歯内治療として、歯根尖切除法が行われることになった。逆根管充填剤として用いるのはどれか。2つ選べ
2つ選択
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正解: a・d
正答
a:MTAセメント、d:強化型酸化亜鉛ユージノールセメント
この問題のポイント
歯根尖切除術の逆根管充填材に求められる、封鎖性、生体親和性、湿潤環境での安定性を考えます。
解説
歯根尖切除術では病変を掻爬し、根尖部を切除して根管断端に逆根管窩洞を形成し、根尖側から充填して感染経路を封鎖します。MTAセメントは高い封鎖性と生体親和性をもち、湿潤環境で硬化し、硬組織形成を促すため代表的な材料です。強化型酸化亜鉛ユージノールセメントであるIRMやSuper EBAなども、従来から逆根管充填に用いられます。材料は単なる合着強さではなく、根尖周囲組織に接する条件での溶解性・刺激性・封鎖性から選びます。
選択肢の確認
- a MTAセメント:生体親和性と封鎖性に優れ、逆根管充填に適します。
- b リン酸亜鉛セメント:合着用材料で、溶解性や初期酸性などから逆根管充填の第一選択ではありません。
- c ポリカルボキシレートセメント:歯質接着性をもつ合着材ですが、この用途の代表材料ではありません。
- d 強化型酸化亜鉛ユージノールセメント:強度・封鎖性を高めた製品が逆根管充填に用いられます。
覚えるポイント
逆根管充填材はMTAと強化型酸化亜鉛ユージノール系を押さえ、根尖周囲での封鎖性と生体親和性を理由にします。