34AM041|第34回 歯科衛生士国家試験 過去問
23歳の男性。下顎左側第一大臼歯の冷水痛を主訴として来院した。 自発痛はないという。暫間的間接覆髄が行われることになった。水酸化カルシウム製剤貼付前の口腔内写真を別に示す。 この治療法を選択した目的はどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: b・c
正答
b:歯髄組織の保護、c:軟化象牙質の再石灰化
この問題のポイント
暫間的間接覆髄の適応と、意図的に一部象牙質を残して再介入する目的を理解します。
解説
暫間的間接覆髄は、深在性う蝕で一度に軟化象牙質をすべて除去すると露髄する危険が高い場合に、歯髄側の象牙質を一部残して水酸化カルシウム製剤などで封鎖する段階的な治療です。細菌への栄養供給を遮断し、歯髄を刺激から保護しながら、残した象牙質の硬化・再石灰化や修復象牙質形成を期待します。その後、症状と歯髄生活反応を確認して再開拡し、必要な処置を行います。感染歯質除去は処置の操作ではありますが、この治療法を選ぶ目的そのものではありません。デンティンブリッジは直接覆髄で露出歯髄上に期待する表現です。
選択肢の確認
- a 感染歯質の除去:処置過程の一部ですが、暫間的間接覆髄を選択する固有の目的ではありません。
- b 歯髄組織の保護:露髄を避けて歯髄生活を保つため正しいです。
- c 軟化象牙質の再石灰化:封鎖下で残存象牙質の硬化を期待するため正しいです。
- d デンティンブリッジ形成促進:露髄面を覆う直接覆髄で用いられる目的としてより適切です。
覚えるポイント
暫間的間接覆髄は深在性う蝕・露髄回避・歯髄保護・残存象牙質の硬化が要点です。