33PM056第33回 歯科衛生士国家試験 過去問

過去問題

成熟永久歯と比較して幼若永久歯で低いのはどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: a・d

正答

a:咬耗の程度、d:エナメル質表面の石灰化度

この問題のポイント

萌出直後の幼若永久歯は口腔内で機能した期間が短いため咬耗が少なく、エナメル質は萌出後成熟の途中なので表層の石灰化度が成熟永久歯より低い状態です。

解説

永久歯は萌出後、唾液中のカルシウム・リン酸・フッ化物を取り込み、表層の結晶性と耐酸性を高める萌出後成熟を続けます。幼若永久歯のエナメル質は多孔性が高く酸に溶けやすいため、う蝕感受性はむしろ高くなります。一方、歯髄腔が広く血流・細胞活性が高いので、刺激に対する修復象牙質形成能は成熟歯より高い傾向があります。咬合へ参加してからの期間が短いので、咬耗面もまだ小さいです。

選択肢の確認

  • a 咬耗の程度:萌出から咬合機能にさらされた期間が短く、対合歯との接触による切縁・咬頭の摩耗は少ない状態です。
  • b う蝕の感受性:未成熟エナメル質は酸抵抗性が低く、裂溝清掃も難しいため、成熟永久歯よりう蝕感受性は高くなります。
  • c 修復象牙質の形成能:歯髄の細胞・血管が豊富で生活力が高いため、刺激に対する第三象牙質形成能は低くありません。
  • d エナメル質表面の石灰化度:萌出後成熟前で無機質の取り込みが十分でなく、表面の石灰化度は成熟歯より低いです。

覚えるポイント

幼若永久歯は「咬耗少・石灰化低・う蝕感受性高・歯髄腔広・修復力高」です。萌出直後からフッ化物と裂溝清掃を重点化します。

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