34PM016|第34回 歯科衛生士国家試験 過去問
萌出後のエナメル質の成熟に関係する唾液中のイオンはどれか。2つ選べ。
2つ選択
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正解: c・d
正答
c・d:Ca²⁺、PO₄³⁻
この問題のポイント
萌出直後の未成熟エナメル質が唾液から無機質を取り込み、耐酸性を高める萌出後成熟に必要なイオンを問う問題です。
解説
萌出直後のエナメル質は結晶性が十分でなく、表層には反応性の高い部分があります。唾液中のカルシウムイオンとリン酸イオンが脱灰部へ供給されることで再石灰化が進み、結晶が成長して酸に溶けにくくなります。フッ化物はこの過程を促進し、低濃度で歯面周囲に存在することが重要です。唾液分泌低下ではこの保護作用も弱くなります。
選択肢の確認
- a K⁺:唾液の主要電解質ですが、ハイドロキシアパタイト結晶の主要構成イオンではありません。
- b Na⁺:唾液浸透圧などに関わりますが、再石灰化結晶の中心成分ではありません。
- c Ca²⁺:歯質ミネラルを構成し、再石灰化に必須です。
- d PO₄³⁻:カルシウムとともにリン酸カルシウム結晶を形成します。
覚えるポイント
萌出後成熟・再石灰化は『唾液のCa・リン酸+フッ化物』。プラークpHが回復する時間を確保することも重要です。