31AM007|第31回 歯科衛生士国家試験 過去問
乳歯のエナメル質にみられるのはどれか。1つ選べ。
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正解: a
正答
a:新産線
この問題のポイント
乳歯の硬組織には、出生時の急激な環境変化が形成リズムへ刻まれた線がみられます。エナメル質か象牙質か、歯冠か歯根かを区別します。
解説
新産線〈neonatal line〉は、出生に伴う栄養・代謝環境の変化によって生じる強調された成長線です。出生前から形成される乳歯と第一大臼歯で観察され、エナメル質ではRetzius線、象牙質ではvon Ebner線が強調された境界として現れます。したがって、乳歯エナメル質にみられる構造として新産線を選びます。他の三つはいずれも主に象牙質で扱う構造・成長線です。
選択肢の確認
- a 新産線:出生前後の形成組織を分ける顕著な成長線で、乳歯エナメル質にも認められるため正答です。
- b トームス顆粒層:歯根部象牙質の表層、セメント質との境界近くにみえる顆粒状領域です。エナメル質の構造ではありません。
- c オーエンの外形線:象牙質の石灰化変調による強調された成長線で、象牙質にみられます。
- d アンドレーゼン線:象牙質の長周期性成長線です。エナメル質のRetzius線と区別します。
覚えるポイント
新産線は乳歯と第一大臼歯・出生前後の境界です。エナメル質のRetzius線に対し、象牙質ではvon Ebner線、Andresen線、Owen外形線を整理します。