31AM006|第31回 歯科衛生士国家試験 過去問
体温の変動を図に示す。実線は体温を、点線はセットポイントを示す。 ①で示す時期に生じるのはどれか。1つ選べ。

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正解: b
正答
b:発汗
この問題のポイント
実線は実際の体温、点線は視床下部が目標とするセットポイントです。①ではセットポイントが高値から正常へ戻った直後の反応を考えます。
解説
発熱の上昇期には発熱物質の作用でセットポイントが上がり、実際の体温がそれより低いため悪寒、ふるえ、皮膚血管収縮が起こります。図の①では、点線のセットポイントが約39℃台から37℃へ急に低下した一方、実際の体温はまだ高い状態です。体温調節中枢は身体を「熱すぎる」と判断し、皮膚血管拡張と発汗によって熱放散を増やします。これは解熱期に汗をかきながら体温が下がる過程です。
選択肢の確認
- a 悪寒:実体温が上昇したセットポイントより低い発熱初期に感じます。①はセットポイント低下後なので逆です。
- b 発汗:高い実体温を新しい低いセットポイントへ近づける熱放散反応であり、正答です。
- c ふるえ:骨格筋活動により熱産生を増やす反応で、発熱の上昇期にみられます。
- d 皮膚血管収縮:皮膚血流を減らして熱放散を抑える反応です。①ではむしろ皮膚血管が拡張します。
覚えるポイント
セットポイント上昇時は寒気・ふるえ・血管収縮、低下時は発汗・血管拡張です。実体温だけでなく点線との大小関係を読みます。