33AM059第33回 歯科衛生士国家試験 過去問

過去問題

認知症のうち、変動する認知症状、幻視、パーキンソン症状が特徴的に生じるのはどれか。1つ選べ。

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正解: c

正答

c:Lewy〈レビー〉小体型認知症

この問題のポイント

「注意・認知機能が日や時間で大きく変動する」「具体的で繰り返す幻視」「動作緩慢・筋固縮などのパーキンソニズム」の三つはLewy小体型認知症の中核的な特徴です。

解説

Lewy小体型認知症では、ニューロン内にαシヌクレインを主成分とするLewy小体が広範に形成されます。日中でも明瞭さや注意が大きく変わる認知機能変動、人物や小動物などを鮮明に見る反復性の幻視、動作緩慢・安静時振戦・筋固縮などのパーキンソン症状が特徴です。REM睡眠行動障害や自律神経障害も伴います。抗精神病薬に強い過敏性を示すことがあるため、薬剤管理に注意します。

選択肢の確認

  • a 血管性認知症:脳梗塞や脳出血と関連して段階的に悪化し、障害部位に応じた局所神経症状やまだら状の機能低下を示すことが特徴です。
  • b 前頭側頭型認知症:早期から脱抑制、常同的行動、共感性低下、食行動変化や言語障害が目立ち、幻視とパーキンソニズムの組合せが中核ではありません。
  • c Lewy〈レビー〉小体型認知症:認知機能の変動、反復性の具体的幻視、パーキンソニズムが揃う本問の症状に一致します。
  • d Alzheimer〈アルツハイマー〉型認知症:近時記憶障害から潜行性に進行することが多く、本問の三徴を最も特徴的に示す病型ではありません。

覚えるポイント

Lewy小体型は「変動・幻視・パーキンソニズム」です。Alzheimer型の早期は近時記憶、前頭側頭型は人格・行動と言語、血管性は脳血管障害と局所症状を軸に鑑別します。

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