31AM096|第31回 歯科衛生士国家試験 過去問
5歳の女児。下顎左側第一乳臼歯のう蝕治療を希望して来院した。診断の結果、乳歯用既製金属冠を用いた歯冠修復を行うことになった。 マージン部の適合に用いるのはどれか。1つ選べ。
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正解: d
正答
d:ゴードンのプライヤー
この問題のポイント
乳歯用既製金属冠は歯頸部マージンをトリミング後、プライヤーで内側へクリンピングして歯面へ密着させます。
解説
既製金属冠は試適して歯頸線の高さを確認し、余剰辺縁を金冠ばさみで切除します。切断面を研磨した後、ゴードンのプライヤーでマージンを内方へ屈曲・締め付けるようにクリンピングし、乳歯歯冠の最大豊隆部下へ適合させます。これにより保持力と辺縁封鎖性が向上し、セメント層の過度な露出や歯肉刺激を減らします。調整後はスナップ感、隣接接触、咬合、辺縁の滑沢さを確認します。
選択肢の確認
- a 咬合面調整鉗子:金属冠の咬合面形態や高さを修正する器具で、歯頸部マージンのクリンピング用ではありません。
- b クラウンセッター:咬ませる力などでクラウンを支台歯へ完全着座させる補助器具です。
- c コンタクトゲージ:隣接面接触のきつさを確認する薄片で、金属辺縁を曲げられません。
- d ゴードンのプライヤー:既製金属冠辺縁を内側へ屈曲させ、歯頸部適合を高めるため正答です。
覚えるポイント
既製冠は金冠ばさみで切る→研磨→ゴードンでクリンピング→適合・咬合確認の器具順序を押さえます。