32PM105|第32回 歯科衛生士国家試験 過去問
歯冠修復処置に使用する器具の写真(別冊午後No .47)を別に示す。 使用時に留意すべきなのはどれか。1 つ選べ。

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正解: b
正答
b:判定は短時間で行う。
この問題のポイント
写真は歯冠色を選ぶシェードガイドです。同じ色を長く見続けると目が順応して色差を判別しにくくなるため、一回の比較を短時間で行います。
解説
シェードテイキングは形成・乾燥前に、自然光または演色性を管理した標準光の下で行います。歯面は湿潤状態を保ち、患者の口紅や鮮やかな衣服など周囲色の影響を減らします。候補タブを対象歯と同じ平面に置き、明度、彩度、色相の順に数秒ずつ比較し、目を中性色へ休ませながら繰り返します。長時間凝視すると網膜の錐体が色順応・疲労し誤判定が増えます。強過ぎる診療灯、ラバーダムの色、歯面乾燥による白化はいずれも本来の色を変えて見せます。
選択肢の確認
- a 強い光線下で行う。:強い診療灯はまぶしさと色温度の偏りを生むため、適度な明るさの色評価用光源を用います。
- b 判定は短時間で行う。:色順応と視覚疲労を避けるため、各候補との比較は数秒程度で区切って判断します。
- c ラバーダム装着後に行う。:ラバーダムの色と歯の乾燥が見え方を変えるため、装着・形成より前に選色します。
- d 歯面を十分に乾燥させて行う。:乾燥したエナメル質は不透明で明るく見え、実際より高い明度を選ぶ原因になります。
覚えるポイント
選色は「処置前・湿潤歯面・標準光・中性色背景・短時間」です。写真記録には基準タブを同一画面へ入れます。