34AM043|第34回 歯科衛生士国家試験 過去問
32歳の男性。歯ぐきからの出血と排膿が続くようになったことを主訴として来院した。数年前から歯の動揺が気になっていたという。22歳から毎日10本の喫煙をしているが、 全身的な疾患はない。歯周基本治療時の口腔内写真と初診時のエックス線画像を別に示す。 この疾患の特徴はどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: b・c
正答
b:家族内集積、c:歯槽骨破壊が急速
この問題のポイント
若年者にみられる進行の速い歯周炎の特徴を、壊死性歯周疾患などと区別します。
解説
32歳と若く、全身疾患がないのに数年前から動揺し、広範な骨吸収が進む所見は、若年で進行速度の速い歯周炎を示唆します。この病態では、プラーク量から予想される以上に付着・歯槽骨破壊が急速に進むことがあり、宿主感受性に遺伝的背景が関与して家族内集積を認めることがあります。現在の分類では病期〈stage〉と進行度〈grade〉で評価しますが、急速進行と家族歴は重要な問診項目です。喫煙は進行を強める危険因子です。
選択肢の確認
- a 栄養障害が原因:低栄養は全身状態へ影響しても、本疾患の単一原因ではありません。
- b 家族内集積が認められる:宿主感受性の遺伝的背景を示す特徴として正しいです。
- c 歯槽骨の破壊が急速である:若年性・高進行性の重要な特徴で正しいです。
- d 辺縁歯肉の壊死と潰瘍:壊死性歯肉炎・歯周炎の特徴で、ここでの中心所見ではありません。
覚えるポイント
若年者の急速な歯周破壊では家族歴・進行速度・喫煙・骨吸収パターンを確認します。