33AM067第33回 歯科衛生士国家試験 過去問

過去問題

根分岐部病変の検査でファーケーションプローブの挿入方向を模式図に示す。該当するのはどれか。1つ選べ。

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正解: d

正答

d:下顎第一大臼歯

この問題のポイント

図は歯根を水平断した模式図で、プローブが頰側と舌側から歯冠中央方向へ入っています。近心根・遠心根の二根をもつ下顎大臼歯の分岐部への探査方向です。

解説

下顎第一大臼歯は通常、近心根と遠心根の二根からなり、その間の根分岐部は頰側と舌側に開口します。したがってNabers型などの彎曲したファーケーションプローブは、図のように頰側および舌側から挿入して分岐部の水平的な進展を調べます。上顎第一大臼歯は三根性で、頰側のほか近心口蓋側・遠心口蓋側から探査する三つの分岐部を考える必要があります。近遠心を示す図中表示と、二方向から対向して入る矢印を組み合わせて歯種を同定します。

選択肢の確認

  • a 上顎第一小臼歯:二根性の場合は頰側根と口蓋側根に分かれ、分岐部の形態・探査方向は図の近心根と遠心根の配置に一致しません。
  • b 上顎第一大臼歯:近心頰側根・遠心頰側根・口蓋根の三根性が基本で、分岐部は単純な頰舌二方向だけでは表せません。
  • c 下顎第二小臼歯:通常は単根性であり、図のような近心根と遠心根の間の明瞭な根分岐部は形成しません。
  • d 下顎第一大臼歯:近心根と遠心根の二根間にある分岐部へ、頰側・舌側の両方からプローブを挿入する図と合致します。

覚えるポイント

下顎大臼歯は二根性で頰側・舌側から、上顎大臼歯は三根性で頰側・近心口蓋側・遠心口蓋側から分岐部を探査します。

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